2014年8月14日木曜日

滋賀県彦根市 『彦根城』の見学

記録によれば、徳川四天王の一人・井伊直政は、1600年(慶長5年)関ヶ原の戦いの後、その軍功により、石田三成の居城であった佐和山城に入城した。

直政は湖岸に近い磯山(現在の米原市磯)に居城を移すことを計画していたが、1602年(慶長7年)に死去した。その後、1603年(慶長8年)琵琶湖に浮かぶ彦根山(金亀山、標高50mの、現在の場所)に彦根城の築城を開始し、約20年をかけて完成させました。

築城には公儀御奉行3名が付けられ、尾張藩や越前藩など7か国12大名(15大名とも)が手伝いを命じられた、大掛かりなものであった。幕末における幕府の大老を務めた井伊直弼(桜田門外で暗殺)は、藩主となるまでをこの城下で過ごしています。

天守、附櫓及び多聞櫓は国宝、城跡は国の特別史跡かつ琵琶湖国定公園第1種特別地域に指定されています。建物は近隣の城から移築再生されたものも多い。

マスコットキャラで有名な『ひこにゃん』で人気があります。『彦根城博物館』には復元された『数寄屋造りの木造棟』があり、こちらも茶室で井伊直弼がよく茶会を開いていたとのことで、興味深い。


 小さいなお城です


 太い木組みは圧巻です

 石田三成の居城であった佐和山城が近くに見えます
石工の集団、穴太衆(あのうしゅう)が組んだ石垣
 井伊直弼がよく茶会を開いていた茶室『天光室』


 博物館に隣接する木造棟
人気のひこにゃん


2014年8月3日日曜日

神奈川県大和市『モダンレトロ風住宅』お施主様の石切り場見学

こちらのお屋敷には、産直の銘木や地域特産の石材を使いますので、奈良県吉野郡の銘木屋さんに続き、工務店様は岐阜県恵那市の錆御影石の現地工場と石切り場にご案内いたしました。

大きな一枚岩をアプローチか玄関に用いる計画もあるようです。ちなみに私の家の玄関はこの錆御影石の表面にスリップ止めのために、バーナーではなくビシャン仕上げ(叩いてザラザラに仕上げる方法)を施しました。デザインは『方形乱張り』です。

岐阜県恵那市蛭川産、錆御影石とは
岐阜県恵那市蛭川町(ひるかわちょう)には、この地の特産である錆び色がボカシや波模様にきれいに入る御影石があり『錆御影石』と呼ばれています。以前はこの錆色が嫌われていましたが、最近では模様に変化や趣があることや、茶系の色合いが植物との相性が良いなどで好まれています。

御影石の産地だけに、多彩な奇岩と景観を楽しめる『恵那峡』で知られています。